和名:ハイイロチョッキリ
学名:Mecorhis ursulus
大きさ:9 mm 内外
採集できる季節:5〜6
採集できる場所:奈良教育大学の理科棟裏で採集されました。このチョッキリは胸にトゲがありますので、♂ですね。
説明:チョッキリはオトシブミのなかまです。オトシブミのなかまは、はばのせまい頭をもっています。葉っぱをまいて卵を産んで幼虫がそのなかで育つ種(しゅ)と、葉っぱや枝や実のなかに卵を産んで、幼虫は土のなかで育つ種があります。

本州(ほんしゅう)、四国(しこく)、九州(きゅうしゅう)でみつかります。

かたちの

とくちょう

  • 体はクロ色から茶色っぽい色で、青銅(せいどう)いろのかがやきをもちます。
  • はいいろの毛をたくさんもっており、背中ではこれにクロ色の毛がくわわります。
  • 吻(ふん:ぞうの鼻のような部分)はながく、たてじわがあります。
  • 上翅(じょうし)の点刻(てんこく)列は、あらめで深いです。また間室(かんしつ:すじとすじの間)には強い点刻と小さい点刻をもつ。
  • ♂は、前胸(ぜんきょう)の前のほうにするどいトゲが一対でています。
さんこうに

した本

原色昆虫大図鑑II (甲虫編)北隆館